── 運転と プライベートは 切り離せ ──
プライベートで嫌なことがあったり、嬉しいことがあったりすると、運転中もそのことが頭から離れず、うわの空で運転することになり注意力が散漫になります。ハンドルを握ったら、プライベートのことは忘れて運転に集中するようにしてください。
── 徹底しよう 動く前に 確認を ──
車を動かす前には、必ず安全確認を徹底するクセをつけてください。「確認してから動く」を徹底して不注意事故をなくしましょう。
── 安全運転 それも立派な 仕事です ──
事故を起こさず、周りの交通にも迷惑をかけずに運転することは仕事の一部です。しかし、何も考えず、努力をしなければ安全な運転はできません。どうすれば安全に車を動かしてスムーズに仕事が出来るかをしっかり考えてください。
── 自分を知る それが安全運転の 第一歩 ──
自分はどのような時に「うっかり」しやすいか、カッとなりやすいかなど、自分の特性を知っておくと、実際にそのような場面に遭遇したときに冷静になることができます。一度客観的になって、自分の運転を見なおしてみましょう。
── していれば… 後悔するなら 今やろう ──
事故が起こってから「あの時ああしていれば…」と悔やんでも仕方がありません。事故を起こさないために何ができるかを考えて、すぐに実行しましょう。
── 雨の高速 車線変更は 命がけ ──
高速道路での車線変更は大変危険です。後続車のスピードが予想以上に速い可能性があるからです。とくに雨の日は、車線変更によるスリップの危険があります。車線変更は命がけと考えて、やむを得ない場合以外の車線変更はしないようこころがけましょう。
── 見たつもり ミラーの「ちょい見」は 逆効果 ──
ちょっとミラーを見るだけで、安全確認をしたつもりになると、かえって危険です。ミラーのちょい見はやめて、何度もしつこくミラーを見て、最後は目視で確認する癖をつけましょう。
── 交通事故 お客様への 裏切りだ ──
交通事故を起こしてしまっては、自社のイメージが悪くなることもありますが、大事なお客様(社会)に対して迷惑を掛けることになります。つまりそれは、CSR「企業の社会的責任」を果たしていないことになるのです。「お客様(社会)のために」という意識で日々の安全運転や安全活動を実践してください。
── 高齢者 いたわる心で 守りましょう ──
社会の高齢化に伴い、高齢者事故の比率が高まっています。身体能力の衰えなどが原因で、横断歩道を渡らず道路を乱横断したり、自転車でふらつく高齢者もいます。ドライバーは高齢者を見たら、いたわりの気持ちを持って、いつこちらに接近してきても避けられるように備えましょう。
── 捨てましょう 「安全だ」という 甘い考え ──
「安全」は当たり前だという考えは捨てましょう。「安全」は最初から存在しているものではなく、あるのは「危険」だけです。その「危険」に対して何をするのかというのが「安全」なのです。
── 育てよう 職場のみんなで 安全マインド ──
安全マインド(こころ)は一人ではなかなか育たないものです。ですから、職場のリーダーが中心となって、職場全体で安全マインドを育てる取り組みを行なうことが大切なのです。
── 相手より 先にあいさつ 気持よく ──
朝、職場の人に会ったら、相手より先にあいさつをするようにしてください。あいさつは人間関係の礎です。気持よくあいさつを交わして一日をスタートすることが安全にもつながるのです。
── 見直そう 自分にマイナスの 生活習慣 ──
あなたには夜更かしのクセや、深酒をするといった悪い生活習慣はありませんか?一度、早く就寝したり、お酒を一定期間やめてみてください。きっと体が軽くなってイキイキしている自分に気がつくはずです。ストレスが溜まらない程度に、マイナスの生活習慣を見なおしてみましょう。
── 連続運転 こまめに休んで リフレッシュ ──
長時間連続運転していると、集中力が低下して漫然運転になり、最悪の場合には居眠りにつながります。長距離を運転するときは、運行計画を見直し、こまめに休憩が取れるようにしてください。
── 青信号 絶対安心 大間違い ──
青信号だから「絶対安全だ」と考えるのは大間違いです。信号無視をしてくる歩行者や自転車、強引に右折をしてくる対向車などに注意を払うようにしてください。
── 洗い出せ 自分の危ない 運転行動 ──
自分の運転を振り返って、どこに弱点があるかを考えて改善するようにしてください。しかし、なかなか自分では気づきにくいですから、同僚に意見を求めたり、運転行動をチェックできる教材をつかうと効果的に自分の運転の弱点を知ることができます。
── 高めよう 謙虚な心で 安全力 ──
安全運転のためには、自分の心をコントロールすることが必要です。危険な心の要素の一つに、「慢心」があげられます。つまり「大丈夫だよ」といった油断です。ハンドルを握ったら「一に確認、二に確認」という謙虚な気持ちで運転するようにしてください。
── あっ危ない 思い切り踏込め ブレーキペダル ──
緊急時にはハンドルでかわすよりも、ブレーキを踏んで速度を落とさなければなりません。しかし、意外と急ブレーキは難しくブレーキペダルを思いきり踏込める人は少ないのです。車のブレーキ性能をフルに活かすためにも、できれば、急ブレーキの研修を受けるようにしてください。
── お先にどうぞ ハッキリ示せば 誤解なし ──
駐車場から出てくる車を本線に入れてあげたり、右折待ちの車を先に行かせてあげる場合には、身振りでハッキリと意思表示をしましょう。このような場面では、パッシングでも「どうぞ」という意味になるのですが、時折「通過するから気をつけろ!」という意味でパッシングをする人もいるので、ジェスチャーで示せば誤解がありません。
── 心配ない その心が 心配だ ──
「大丈夫だから心配ないよ」と他人に言って安心してもらうのはよいのですが、自分の心まで安心してはいけません。油断をすることから事故のストーリーは始まるのです。
── 左折前 バイクや自転車 巻き込むな ──
左折する際にはウインカーを出してハンドルを左に切る前に、必ずサイドミラーや目視で左後方を確認してバイクや自転車がいないかをチェックするクセをつけてください。
── 見つめるな 視野を大きく 広げよう ──
運転中に何かに気をとられて一点を見つめてしまうと、周囲の状況を確認できなくなります。常に視線を動かして、状況把握に努めてください。