── ヒヤリですんだ その幸運を 次に活かせ ──
誰もが運転中に「ヒヤリ」としたことがあると思います。なぜ「ヒヤリ」としたかをよく考えて、自分の運転をできるだけ改善するようにしましょう。
── そのノウハウ 惜しまず伝えて 安全伝承 ──
ベテランのドライバーは数多くの経験から、教科書には載っていない安全運転のノウハウを持っているものです。この貴重な財産を独り占めにせず、若い人に伝えるようにしてください。
── 運転に 妥協という 文字はない ──
車の運転は一歩間違えると人の命を奪ってしまう危険と隣り合わせです。ですから、車の整備はもちろん、安全の確認においても決して妥協をしてはいけません。
── 気をつけて その一言で 救われる ──
車で出発する人を見送るときには必ず「気をつけて」と声をかけましょう。「私のことを心配してくれている」とドライバーが感じたら、無理な運転はしないものです。
── 忘れるな 死角の確認 確実に ──
車にはミラーだけでは見えない死角があります。ミラーで確認できない部分は目視で確実に確認するようにしてください。
── 「もう少し」 その無理が 命取り ──
長時間運転をしていると、だんだんと休憩をとるのが面倒になってきます。しかし、「もう少し、もう少し」と無理をしていると集中力が減退し、事故につながります。長距離を運転するときには、2時間に1度は休憩をするようにしてください。
── トンネル内 ライト点灯 忘れずに ──
トンネルに入ってもヘッドライトを点灯していなかったり、スモールランプだけで走行していると、他車から見つけてもらうことができず、追突されたり急に車線変更されて衝突する危険性が高まります。「トンネルに入ったら、ヘッドライトを点灯する」ことを忘れないようにしてください。
── 脇道は 危険ゾーンへの 入り口だ ──
幹線道路が混んでくると、脇道に入って時間を稼ごうとするドライバーがいますが、脇道には信号のない交差点が多いために頻繁に安全確認を行わねばならず逆に時間がかかってしまいます。 しかし、脇道に入ったドライバーの心理は、時間を稼ごうとしているので、安全確認を省くことになりリスクが大幅に高まります。脇道は危険ゾーンへの入り口と考えて、できるだけ走行することは避けるようにしてください。
── いつも来ない その油断が 事故を呼ぶ ──
交通量の少ない交差点などで、「いつも誰も来ないから」と油断していると、安全確認を怠るようになり、注意も散漫になってしまいます。たとえ普段誰もいなくても、常に危険に対応できるように備えておいてください。
── 飲みません! 断る勇気で 身を守れ ──
お酒の席で「車で来ているので飲みません」と断っても、しつこくすすめられると断りにくいものです。しかし、このようなときにキッパリと断ることがあなたの身と生活を守ることになるのです。
── 疲れたな 感じる前に 休憩を ──
気温や、湿度が高いとそれだけで疲れるものです。「疲れた」と感じる前に、休憩を取って体を休めるようにしてください。
── 足元も 運転ビズで カッコよく ──
夏の間はサンダルを履く人も多いかと思います。しかしサンダルで運転していると、いざという時に足の力がブレーキに伝わらず危険です。最近はメッシュ地のスニーカーなどもありますから、しっかりと足をホールドしてくれる靴で運転するようにしてください。
── 乾く前 水分補給を 忘れずに ──
喉がかわいてから水分補給をしても遅いと言われています。のどが渇く前にしっかりと水分補給をして熱中症を防ぎましょう。
── 見えてます? もう一度確認 あなたの視力 ──
最近視力を測定していますか?メガネをかけたり、度数を変えると遠くの状況がハッキリと確認できて運転がしやすくなります。「見る」ことは運転の基本ですから、ハッキリと交通状況が確認できるように視力を調整しておきましょう。
── 夜間には 右から歩行者 要注意 ──
車のヘッドライトは右側を十分に照らしません。ですから、右から歩行者が横断してきた場合には発見が遅れてしまいます。上向きライトを活用するなどして、右から横断してくる歩行者の存在を頭に入れておきましょう。
── 出発前 クルリと一周 安全確認 ──
出発する前には、車の周りを一周して障害物や子どもが隠れていないかを確認してから車に乗るようにしてください。
── 夏場こそ しっかり休んで 休憩を ──
体調管理は安全運転の基本です。夏場はついつい夜更かしをしがちですが、しっかり睡眠をとって体調を整えるようにしてください。
── 確認は 自分の目だけを 信じよう ──
駐車場の出入口で、入庫や退場の案内をしてくれるガードマンがいますがその誘導を鵜呑みにするのではなく、必ず自分の目で安全を確認して車を動かす習慣をつけてください。
── スタートは どんな時でも ブレーキペダル ──
AT車でスタートする際には必ずブレーキペダルをゆっくりと緩めてから発進するようにしてください。そうすれば、間違えてバックギアに入っていて後ろに動き出したとしても、慌てることなくブレーキをすぐに踏んで停止することができます。
── 隠すより みんなで共有 ヒヤリ・ハット ──
運転中、ヒヤリ・ハットがないにこしたことはありません。しかし、ヒヤリ・ハットを経験したら、マイナスに捉えて隠すのではなく、積極的にその経験を他のドライバーと共有するようにしてください。