2012年10月 「今日の安全スローガン」
── 入れさせない 狭い心が 事故を呼ぶ ──
2車線が1車線になるような場所で、意地悪をしていれてあげないことはありませんか?確かに「入れるのが当然」といった雰囲気で合流してくる車を自車の前に入れるのは気分がよくありませんが、車間を詰めて事故を起こしては目もあてられませんから、無理せずに合流させてあげましょう。
── 自転車追越し 側方間隔 十分に ──
自転車はふらつきやすい乗り物です。自車と接触すると大きな事故につながりますから、自転車を追い越すときには、十分に側方間隔を開けるようにしてください。
── 自信家の 『まさか』の裏に 油断あり ──
「まさか優良運転者の自分が」事故にあう筈はない、「まさか整備万全の我が社の車が」故障するはずはない、と思っていてもちょっとした油断から起こるのが事故です。日常点検や日頃の確認行動がマンネリ化していないか、初心に戻ってチェックしましょう。
── もう来ない? まだ来るかもと 二枚腰 ──
子どもの自転車が何台も目の前を通過しました。さあ、もう来ないだろうと思っていたら、遅れて1台追いかけてくるといったことがよくあります。大丈夫、行けると思っても、もう一度我慢して確認する粘り強い姿勢をもちましょう。
── 運じゃない 事故は理屈で 起こります ──
見通しの悪い路地から車が飛び出してきて衝突されたときなど、「何て運が悪いんだろう!」と思うかもしれませんが、運や偶然ではありません。お互いに危険に対する予測が甘いのです。事故には必ず理由があり、その理由をよく理詰めで考えると、自分も反省すべき点が多いでしょう。
── やめましょう 無駄な努力の 進路変更 ──
少し前が混んでくると隣の車線へ移り、また元の車線へと進路変更を繰り返す人がいますが、結局到着に大きな差はありません。混んでいるときは、あがいても結局は無駄ですし、思いつきの進路変更で得るのは、事故のリスクだけです。
── 合図する 気持ちが防ぐ 確認漏れ ──
発進するときや進路変更するとき、他の交通パートナーに「早めに合図して知らせよう」という気持ちがあれば、パートナーの存在を確認する意識も生まれ、自然と後方確認もできます。機械的な合図や自分だけで運転しているような態度が確認ミスを生むのです。
── 歩道橋 下に歩行者 横断中 ──
横断歩道橋が残っている道路がありますが、その下に横断歩道がなくても、歩行者が渡ってくる危険を予測しましょう。特に夕方から夜は要注意です。横断歩道を照らす照明は改善されていますが、歩道橋の下は暗いままです。高齢歩行者などを見落としやすいので意識しましょう。
── 信号待ち 携帯画面を 見る暇なし ──
赤信号の間に、携帯電話の着信履歴やメールをチェックしようとすると、あっという間に青信号に変わってしまい、あわてて発進することになります。運転中は携帯をドライブモードにして、画面を見るのは我慢し、どうしても確認したいときは安全な場所に停車するべきです。
── 右折時は 右後方の 確認を ──
右折する時は、同方向へ進む自転車や歩行者が目に入りにくくなります。横断歩道の手前で一時停止するなどして、右後方に注意を払うようにしてください。
── 車線変更 死角の確認 怠らない ──
車線変更するときサイドミラーだけをみて、簡単にハンドル操作をすると、死角に入っていた車やバイクと接触しかねません。車線変更するときは、目視するなど死角を確認してから行うようにしてください。
── 確認は 人に頼るな 任せるな ──
工事現場などを通過するとき、交通整理の警備員の指示があれば、安全確認をせずに行こうとするドライバーがいますが、すべて信用してしまうのは危険です。車を動かす場合の最終責任は常にドライバーにあります。どんな状況でも、確認は自分の目で責任をもって行いましょう。
── 油断しない 会社近くの 落とし穴 ──
長い運転のすえ、会社が近づいてきたり、自宅が近づいてくると、ついホッとして緊張が緩むことがあります。そんなときこそ、自転車の飛出しへの対応が遅れるなどの落とし穴がありますので、車を止めてキーを抜くまで、気を抜かない心構えが大切です。
── ゆとり運転 できる貴方に 事故はない ──
運転をするときに気持ちのゆとり、時間のゆとりをもつことが、安全運転に結びつきます。そのためには、所要時間を多めに見積る、少し早めに出発する、事前の経路調査をしっかりするといった習慣を身につけることです。それができる人には事故はありません。
── 決めたこと 守る気概と 続ける努力 ──
職場の安全ルール、安全運転の目標など、皆と決めた約束は必ず守る決意を持ってください。そして、ずっと守り続ける努力が必要です。守られないルールなどあっても意味がありません。貴方が守り続けることが事故防止につながるのです。
── 「うっかり」の 事故を防ぐ 「しっかり」確認 ──
うっかり事故の多くは、安全確認の省略から出ています。まあ、大丈夫だろうと車を動かしながら後で確認するような意識が、衝突事故に結びついています。どんな場合でも、車を動かす前、アクセルを踏む前にしっかりと安全を確認しましょう。
── 切れてない? テールランプは 命の光 ──
夜間走行の際に、テールランプが点灯していないと、後続車から見てもらえず、追突される危険性が高まります。4輪車はテールランプが2箇所にありますが、二輪車の場合はとくに注意が必要です。中でも原付の多くはテールランプが1灯しかついていません。夜間走行をする場合には、テールランプが切れていないかチェックをしてください。
── 運転は 下手だと思って 丁度いい ──
あなたは運転が上手だと思っていませんか?それはそれで構わないのですが、決して油断しないようにしてください。「運転が下手だ」と思っている人は、一生懸命に危険を確認しようとしたり、慎重に操作をしますが、「運転が上手」と思っていると、確認の省略や、乱暴な操作につながりがちです。常に謙虚な気持ちを忘れないことです。
── エンジンを 掛ける前に ベルト着用 ──
エンジンをかけてから、シートベルトを着用する人が多いかもしれませんが、たとえわずかでも非着用で動かないように、エンジンをかける前にシートベルトをしてください。運転席に座ったら「即着用」を習慣づけてください。
── 渋滞の 右から出るぞ 歩行者が ──
対向車線が渋滞しているときには、車列の間から出てくる歩行者にくれぐれも注意してください。つまり、歩行者が車列の間から出てきても、すぐに止まれる速度で走行してください。
── 降りる前 後方よく見て ドアあけろ ──
降車する時は、「こんなところでは後ろから誰もこないや」といった場所でも、必ず後ろから何も来ていないかを確認してドアを開けるようにしてください。事故は「そんな!ありえない!」といったことから起こるのです。
── 大事な人 あなたの帰りを 待っている ──
あなたにとって大事な人は誰でしょうか?その大事な人はあなたが無事に帰ってくることを信じています。ですから、「絶対に事故を起こさない」という意識を強く持って、そのためにはどのような運転をすればいいのかを考えてください。
── 眠たいな 眠って自分の 身を守れ ──
眠たいのを我慢して運転していると、いずれ大事故につながり仕事や社会的地位を失うことにもなります。「眠たいな」と感じたら十分に仮眠をとって自分の人生を守ってください。