2012年4月 「今日の安全スローガン」
── トンネル内 スピード管理を 慎重に ──
トンネル内では照明が暗いために、圧迫感がありスピードが出てしまったり、逆に遅くなってしまったりします。ですからスピードメータを確認することを意識して、適切なスピードで走行するようにしてください。
── パッシング 思い込みは 危険呼ぶ ──
右折するときに直進車がパッシングをする場合、「譲ってあげるから、先に行っていいよ」という意思表示もあれば、「直進するから右折すると危ないぞ!」という警告の場合もあります。パッシングの意味を勘違いすると危険ですから、慎重に判断するようにしてください。
── 休むたび 積荷の確認 忘れずに ──
荷台に荷物を積んだら、休憩のたびに固縛が緩んでいないかなどを確認するようにしてください。万が一、積荷が落下するようなことがあると、荷物がダメになるだけでなく、後続車がいた場合には重大事故を引き起こすことになります。
── 構内の危険 左右前方 上方も ──
会社や工場などの構内では、前後左右の安全確認はもちろんですが、トラックなどでは上方の軒などに車両の上部を接触させる事故も起こりがちです。上方の危険も意識するようにしてください。
── 怒らない 運転席では 冷静に ──
前車がウインカーを点灯させずにいきなり曲がったり、急に割り込まれたりすると、どうしても腹がたって怒ってしまいますが、運転に怒りの感情は禁物です。怒っていると冷静な運転ができず、危険を見落としたりしてしまいますから、どんなときでも「怒らない」でください。
── 曲がるとき 必ず点灯 ウインカー ──
当たり前のことですが、たとえ周りに誰もいなくても、右左折や車線変更するときにはウインカーを点灯してください。ウインカーを適切なタイミングで点灯させることは、事故を防止するための基本です。
── 運転前 自分の身体 再点検 ──
クルマの調子がいくら万全でも、運転者の心身に不調があれば安全な運行はできません。心身の状態に異常がないことを再チェックしてから運転するようにしてください。
── 安全に 「たぶん・だろう」は 禁句です ──
「たぶん、誰もこないや」、「今日も大丈夫だろう」という思い込みや、自分勝手な推測が事故を招きます。安全に「たぶん・だろう」は禁句なのです。
── 交差点 歩道の自転車 見落とすな ──
交差点で右左折するとき、後続のバイクや対向車などには気をつけているドライバーも、歩道上の自転車を見落としがちです。左右の安全確認をしたつもりで曲がっていくと、歩道上を走ってきた自転車が突然交差点の中に入ってくることがあります。
── おかしいな そう感じたら 確認を ──
最近の車は故障が少なくなったので、トラブルに見舞われる機会が減りました。しかしやはり機械ですから、必ず故障は発生します。「おかしいな」と感じたら安全な場所に車を止めて確認や連絡をするようにしてください。
──ピラーの死角 頭を振って 確かめよう──
運転席の左右前方にはピラーがあって、死角を作っています。とくに右左折するときに気になりますが、頭を左右に振ればピラーの死角を確認することができますから、面倒がらずに死角を確認するようにしましょう。
──薄暮時は 視力が低下 ライト点灯──
薄暮時はコントラストがなくなってしまうので、昼間ははっきりと見えていたものが見えにくくなります。ですから、「少し暗くなってきたな」と感じたら、早めにヘッドライトを点灯させるようにしてください。
── 事故しても 言い訳誰も 聞きません ──
事故したときに「特別急ぐ用事があったから」「夜中にこんな所に人がいるなんて」と言い訳をしても、誰も聞いてくれません。事故を起こせばドライバーの責任は大変に重いということを自覚して運転するようにしてください。
── 発進時 左右の歩行者 要チェック ──
信号が青になって発進するとき、渡り遅れの歩行者が現れるかもしれません。とくに左右に大型の車が止まっている場合は、死角になって歩行者が見えませんから注意が必要です。
── ここは来ない 思い込みは 危険です ──
いつも同じルートを走行していると「この道は交通量が少ないな」と感じ、「今日も車や人はいないだろう」という思い込みにつながります。しかし、いつ車や人が飛び出してくるかわかりませんから、決して油断をしないようにしてください。
── イライラは 深呼吸で 仕切り直し ──
運転していると、割り込まれたと感じたり、渋滞したり、気の短い人にとってはイライラすることが多いものです。そんなときは、自分を見つめ直して深呼吸をして、心を仕切りなおして運転を再開するようにしてください。
── 交差点 相手が止まると 期待しない ──
住宅街の交差点などで、たとえこちらが優先道路でも、相手が停止するとは限りません。いつでも止まれるくらいのスピードを心がけるようにしてください。
── 右折待ち 車をナナメに 傾けない ──
右折待ちのときに車を右折方向に傾けていると、後続車に追突された場合に対向車線に飛び出してしまい、多重事故に結びつきます。右折待ちの時は、車をナナメに傾けず、ハンドルをまっすぐにして待つように心がけましょう。
── 混んでても 自分の経路 はずれない ──
渋滞しているとついつい脇道に入ったりして近道をしようとしがちです。しかしながら脇道は住宅街になっていることが多く、事故の危険が高まります。混んでいてもジッと我慢して決められた経路を外れないようにしましょう。
── 空気圧 こまめなチェックで 燃費向上 ──
空気圧が低下すると、燃費が低下したり、タイヤの摩耗が早くなったりしてコストの増大につながります。こまめなチェックでコストを削減することを心がけてください。