2012年9月 「今日の安全スローガン」
── 車内での 食事は事故の 危険呼ぶ ──
車内で食事をしながら運転することは、わき見の原因となり追突事故を引き起こします。食事をする時くらいは、車を止めてゆったりと頂きたいものです。
── 生活道路 子どもが飛出す すぐ止まれ ──
生活道路では、思わぬところから子どもなどが飛び出してくることがあります。スピードを落として走行することはもちろんですが、どこから飛び出してきてもすぐに止まれるように常にブレーキをかけることを意識して運転してください。
── どう動く? 相手をよく見て 運転を ──
当然のことですが、道路は自分の物ではありません。他にも沢山の道路利用者がいます。他の道路利用者と事故を起こさないことはもちろん、どうすれば迷惑にならないかなど、相手の動きをよく見て運転をしてください。
── プロならば 体調管理は 万全に ──
安全に運転ができる前提として、体調を万全にしておくことがあげられます。体調管理にはドライバー自身の意識を高める必要もありますが、事業主や管理者もドライバーが万全の体調で出発できるような環境づくりが求められます。職場全体で、健康管理に気を配りたいものです。
── 心の目 いつも開いて 事故防止 ──
危険は決して目だけで認知するものではありません。大切なのは心の目です。心の目とは、「事故は起こさない」という意識から始まって、「あの車の動きはおかしいな」と感じたり、「誰か飛び出してくるかもしれない」と疑ったり、何かを感じる目です。心の目をしっかりと開いて、事故を防止してください。
── 構内だから そんな甘えは 許されない ──
構内だから、一般道よりいい加減な運転をしてもいいわけではありません。構内にも危険は沢山潜んでいます。決められた構内の走行ルールを順守して、慎重に運転するようにしてください。
── 近いから その甘さが 落とし穴 ──
近いからといって、シートベルトをしなかったり、飲酒運転をしていると事故を起こしたり、摘発されて大変後悔することになります。近いからといって、油断しないようにしてください。
── 後退は ポールや柵に 目を配れ ──
バックする時は、死角が大きくなります。とくに車高より低いポールや、柵はバックするときには見えません。必ずバックする前に、車の後ろに回って、ポールや柵などがないかを確認するようにしてください。
── 車線変更 入れてくれなくても 次を待て ──
2車線が1車線になるような場所で、合流しようとしたときに、意地悪をして入れてくれないドライバーも少なくありません。こんな場合無理に合流しようとしても危険なだけです。焦らずに合流できるタイミングを待ちましょう。
── 豪雨時は むやみに走らず 休憩を ──
近年は前方が見えなくなるほどの大雨が珍しくなくなりました。このような視界の効かないような雨の中を走行することは大変危険ですから、安全な場所を見つけて雨のピークが過ぎるまで休憩するようにしてください。
── 軽く見ない 小さな物ほど 脅威です ──
人は誰でも大型トラックやバスなど、自分より大きな車に脅威を感じ、気になるものですが、実はぶつかって相手の損傷が大きくなる脅威的存在は、自転車や小さなバイクなどです。その動きに十分注意し、先に行かせるなどの配慮をしましょう。
── 駐車場 一方通行 要確認 ──
駐車場には安全のために一方通行を設けているところがあります。逆走してしまうと大変危険ですから、一方通行の表示を見落とさないようにしてください。
── 見づらいな 頭の中に 停止線 ──
人家の構内や道路外施設などから道に出るとき左右の見通しが悪いことがあります。こんな場所は死角の大きな一時停止交差点と同じです。たとえ停止線や標識はなくても、頭の中に停止線をひき、一度完全に停止して少しずつ車体を出して確認しましょう。
── 焦らない 今がチャンスの 右折は危険 ──
対向車が多くイライラして、「今なら右折できる」と車の切れ目に急いで右折しようとすると、アクセルに力が入って速い速度で交差点を横切ることになります。そんなとき、横断歩道をやってくる自転車の見落としなどが多いのです。今がチャンスと思ったときは、行かないようにしましょう。
── 一、二、三 確認すれば 見落としなし ──
見通しの悪い交差点の通過時や右左折時などには、安全確認として一、二、三のリズムをつけて、右、左、歩道などを確認しましょう。状況の危険に応じた優先順位を自分で考えることで、危険予測の練習にもなり、確認漏れが防げます。
── 目に入る 朝日・夕日に リスクあり ──
朝早く東を向いて走行したり、夕方西日を正面に見ながら走行するとき、太陽の光が眩しくて、前がよく確認できないことがあります。逆光で踏切の遮断機を見落としたり、横断歩行者を見落とす例がありますので、速度を落として慎重に運転してください。
── 坂道は 登った先に 横断者 ──
急な坂道を登るときには、スピードが落ちるのを気にして、ついアクセルを踏み込みがちです。問題は、見えない坂の頂上付近の状況です。交差点や横断歩道があって、下からは見えなかった場所で横断する歩行者などがいることを予測しましょう。
── 見栄をはる ハンドルさばきが 命取り ──
知人や同僚が見ていると、つい上手なハンドルさばきができるところを見せたくなるのが人情ですが、実力以上に見栄をはるのは禁物。特にバック時などは、恥ずかしがらずに誘導してもらいましょう。上手なところを見せようと焦ると、バック事故を起こすところ見せる羽目になります。
── 何か変! 異音がしたら まず停止 ──
左折時や発進時に見えない場所で何か当たったような音がしたり変な感じがしたら、そのまま行かずに、まずブレーキを踏みましょう。巻き込みでも、死亡・ 重大事故となるか軽傷事故で済むかは、「おかしい」と感じたときの判断によります。安易に走行を続けるのは禁物です。