―― 信号待ち ひと呼吸おいて 発進を ――
信号待ちから発進するとき、渡り遅れの歩行者や自転車などが飛び出してくる可能性があります。ひと呼吸おいて、安全を確認してから発進する癖をつけましょう。
── 雨の高速道路 速度を落として 走行を ──
雨の日も晴れた日と同じような感覚で走行すると、一般道路ではそれほど影響がなくとも、スピードの出る高速道路では濡れた路面のスリップしやすさの影響が大きくなります。雨の日の高速道路はいつもよりスピードを落としましょう。
── 傾斜地では 2重3重の 安全対策を ──
駐車していた車が動き出して、人が挟まれて死亡する事故がたまに発生しますが、このような事故は対策をきっちりとしていれば防げます。特に傾斜地に車を止めるときにはサイドブレーキをきっちりとかけて、ギアをパーキング(MT車では上り坂ではローギア、下り坂ではバックギア)に入れるとともに、輪止めをするなど2重、3重の安全対策をとるようにしてください。
―― 健康診断 「要精密検査」を 放置しない ――
健康診断を受けて医療機関から精密検査を指示されているのに、そのまま放置していませんか?運転中に体調が悪くなって事故を起こす危険もありますので、精密検査は必ず受けるようにしましょう。
―― 助手席には 荷物を置かず わき見予防 ――
助手席に荷物を置いていると、一見すぐに荷物を取り出せて便利なようですが、荷物に気を取られてわき見をする危険が大きくなります。運転に集中するためにも、荷物は後部座席など手の届かない場所に置きましょう。
―― 降り始め 飛び出す歩行者 要注意 ――
雨の降り始めは、濡れるのを嫌がる歩行者が早く道路を渡ろうとして急に飛び出してくることがあるので、十分に注意してください。また、昼間でもライトを点灯させるなど、自車を目立たせる工夫をしましょう。
── 梅雨の時期 窓の曇りに 気をつけて ──
梅雨時は湿度が高く、窓ガラスが曇りがちになります。曇ってきたなと思ったら、エアコンをいれて除湿するようにしましょう。
── 濡れた靴 そのまま運転 禁物です ──
今年は例年よりかなり早い梅雨入りとなりましたが、雨の日に濡れた靴のまま運転をすると、ペダルから足が滑って踏み外してしまう恐れがあります。特に長靴など底がゴムでできている靴は滑りやすいので、運転時には履き替えるなどして気をつけましょう。
── 無理な割込み 事故を誘発する 危険あり ──
たまに隣の車線から急な割込みをしてくる車がいてますが、このような行為をすると、割込みをされた車がとっさに避けようとして事故になることがあります。その際、割込みをした車にも大きな過失があるとみなされますので、事故を誘発するような割込みはやめましょう。
―― わき見2秒 プール1個分 進みます ――
ほんの少しのわき見のつもりでも、その間に車はかなりの距離を進みます。仮に時速50Kmで走行中に2秒わき見をしたとすると、約22mもの距離を進むことになります。わき見を一回することは、プール約1個ぶんもの距離を目をつぶって走行するのと同じぐらい危険な行為だと認識しましょう。
―― フォグランプ 無駄な使用は 迷惑です ――
フォグランプはその名の通り、霧の中を走行する際に使用するライトです。よく、夕暮れ時にフォグランプを点灯させている車を見ますが、眩しく対向車の迷惑なので使用は控えるようにしてください。
―― ウインカー 車の大事な 意思表示 ――
ウインカーを点灯させずに、右左折や進路変更をする車にビックリしたことはありませんか?ウインカーの点灯を怠ると、周辺の車は大変迷惑をします。かならず右左折や進路を変更する場合にはウインカーを点灯させるようにしてください。
―― アクセルは ゆっくり操作が 基本です ――
アクセルを踏むときには、ゆっくり踏み込み、離すときもゆっくり離します。「ゆっくり」を心がけると車の動きも優しくなり、事故防止に役立ちます。
―― ドアオープン 必ず後方 確認を ――
ドアを開けるときには、必ず後方から車両が接近していないかを確認してください。確認せずにドアを開けると大事故に繋がります。
―― 運転に 焦りの心理は 禁物です ――
運転中に、焦ってしまっては安全確認に支障を来たします。運転するときには、できるだけ早く出発するなど、余裕を持って行動するようにしましょう。
―― 春先は 自転車の動きに 要注意 ――
自転車事故の割合が最も高いのは16歳の高校生です。おそらく、慣れない高校への自転車通学中に事故にあっていると思われます。運転者としては、こういった自転車の動きから目を離さないようにしてください。
―― 連休明け ボンヤリ心を 引き締めて ――
ゴールデンウィーク明けは、生活リズムの乱れからボンヤリしがちです。今年もゴールデンウィークはコロナ禍で、我慢を強いられました。来年こそは旅行やイベントを楽しめるように、今はジッと遠出等を我慢するとともに、運転が必要なときは気を引き締めましょう。
―― 指さし呼称 注意喚起に 最適です ――
運転中に、ボンヤリしてきたなと思ったら、「信号青!」などと、自分の運転を実況してみてください。きっと目が覚めて注意力がアップします。それでもボンヤリするようであれば、休憩所で仮眠を取るようにしてください。