―― 出発前 車の死角の 確認を ――
車には少なからず死角があり、死角の位置は車種によって異なります。普段と違う車を運転する際には、出発前に死角の位置と何か見落としていないかを確認してから出発するようにしましょう。
―― 内輪差 意識しないと 巻込み事故 ――
トラックやバスなどの大型車は内輪差が大きく、後方内側のタイヤの軌跡が前輪よりも内側になります。この内輪差を意識していないと、巻込み事故に繋がりますから注意するようにしてください。
―― 事故防止 最大の決め手は 強い信念 ――
事故防止の基本は「絶対に事故は起こさない!」という強い信念です。出発前に「絶対に事故は起こさない!」と、声に出して出発するようにするのも事故防止に有効です。
―― 左折時は 二輪車確認 万全に ――
左折時はたとえミラーに何も映っていなくても、死角に二輪車が隠れていることがあります。とくに歩道からやって来る自転車は見落としやすいので、気をつけましょう。
―― 黄信号 慌てて通過 危険です ――
黄信号に変わったときに、慌てて通過するクセがついていませんか?黄信号は安全に停止できない場合を除いては「止まれ」の意味です。フライングして渡り始める歩行者もいますので、黄信号では停止するようにしてください。
―― 対向車線 陰から歩行者 出てくるぞ ――
対向車線が渋滞しているときは、車の陰から突然歩行者が横断してくることがあります。自車線が空いていても油断せず、常に横断者を警戒して走行してください。
―― 自転車は 「止まらない」と 予測しよう ――
走行中、自転車の飛び出しにヒヤリとした経験はありませんか?たとえ一時停止標識があっても、停止しない自転車は多いため、「止まるだろう」と予測していると危険です。自転車は「止まらない」と予測する習慣をつけるようにしましょう。
―― 青信号 一呼吸おいて 出発しよう ――
青信号になってすぐに発進すると、渡り遅れの歩行者などと衝突してしまう危険があります。必ず一呼吸おいて、安全を自分の目でしっかりと確認してから出発するようにしてください。
―― マイカー通勤 焦りの心理に 要注意 ――
通勤の時間帯は、マイカー通勤の車やバイクも多く、渋滞も起きやすいため「焦り」の心理に陥りやすくなります。そうするとスピードの出しすぎや安全確認不足など、危険な運転になりがちですので、焦りの心理に陥らないよう時間に余裕を持つようにしてください。
―― 登下校時 学校付近には 近寄らない ――
子どもの動きは予測が難しく、どんなに気をつけていても急な飛び出しなどにより事故に結びつく可能性はゼロではありません。事故を起こさないためには、登下校時は極力学校付近には近寄らないようにして、子どもとの遭遇を避けましょう。
―― 自車の死角 しっかり把握 してますか? ――
運転席からの死角は車種によって変わります。自分の車はどこが死角になりやすいかを普段からしっかりと把握し、目視での確認を確実に行いましょう。また、普段乗り慣れない車を運転する際には、出発前に死角となる箇所を把握しておくことが大切です。
―― 踏み間違い 高齢者だけでは ありません ――
ニュースでよく高齢ドライバーのペダル踏み間違い事故が報じれるため、「踏み間違い事故=高齢者」というイメージがありますが、実は全年齢層で発生しています。特にレンタカーなど慣れない車を運転するときはミスが起きやすいので、アクセルとブレーキの位置を意識するようにしましょう。
―― 運転中の 焦り・イライラは 危険のサイン ――
運転中はフラットな感情でいることが大切です。運転中に自分が焦っていたりイライラしている自覚があれば、それは危険な状態だと認識して、気持ちを切り替えるように努めてください。
―― 横断歩道 「歩道」がつく意味 意識して ――
横断歩道は名前に「歩道」とつくとおり、歩行者が安全に道路を横断するための区域をいいます。横断歩道を走行する際にはこの意味をしっかりと考え、歩行者の安全を脅かさないような運転をしてください。
―― 強風時 急ハンドルは 厳禁です ――
強風時、車が風に流されて車線をはみ出しそうになったとしても、慌てて急ハンドルを切ると、さらにバランスを崩して横転することもあり大変危険です。走行中に突然強風に流された場合は、速度を落としてハンドルをしっかりと握り、落ち着いて元の車線に戻るよう心がけてください。
―― ヒヤリ・ハット 皆で共有して 事故予防 ――
運転中のヒヤリ・ハット体験は、その中に今後事故を予防するための情報がたくさん詰まっています。ぜひドライバーみんなで共有しあって、事故を防ぎましょう。
―― 夜の高速 目の錯覚に 要注意 ――
夜間の高速道路では、テールランプが高い位置にある車ほど、遠くに見えてしまいますが実は意外と接近していることがあります。このような目の錯覚に気を付けて、事故を防止するようにしましょう。
―― 自動ブレーキ 油断すると 大事故に ――
自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)が装備されているからと、気を抜いていると思わぬ大事故に繋がります。自動ブレーキはあくまで運転を支援する装置ですので、夜間や悪天候時には作動しなかったり、能力が落ちるなどの欠点もありますので、決して前方から目を離して運転するようなことは慎んでください。
―― 受け入れよう 運転における 欠点を ――
誰かに自身の運転を批判されると、いい気はしませんが、冷静に考えれば相手はあなたの人格を否定しているわけではありません。できるだけ、素直に自身の運転における欠点を見つめ、改善する努力を行いましょう。
―― 危険感受性を養って 事故防止を徹底しよう ――
危険を危険と思わなければ、危険予測もできず、事故を防ぐことができません。定期的にグループで危険予測訓練をして、他者の危険に対する感受性を観察し、自身の危険感受性を養いましょう。
―― 事故の卵 生まない努力を 怠らない ――
人間が運転する以上、焦りの心理や怒りの感情など、事故の卵となるリスクは次々と生まれてきます。このような卵が孵化して事故にならないように、常に慎重に運転することを心がけましょう。
―― 添乗指導 評価の基準を 一定に ――
運転の添乗指導をする際は、不公平のないように指導者の評価基準を一定にしましょう。評価基準がバラバラだと、従業員に不公平感が出てしまい教育効果が低下してしまいます。