―― 事故の報道 明日は我が身と 受け止めて ――
日々、新聞やテレビやネットニュースなどで様々な交通事故の報道を目にしない日はありません。こういった報道を他人事と流すことなく、いつ自分に起こってもおかしくないことと受け止めて、自身の運転行動をいま一度しっかりと見直してみてください。
―― 停止車両 間から人が 出てくるぞ ――
対向車線に停止車両や渋滞車両が止まっている時、その間から横断してくる歩行者の存在を予測できていますか?歩行者は死角になっていると道路に出てくるまで視認できないので、しっかり飛出しを予測しながら運転するようにしましょう。
―― 命よりも 大切なアプリは ありません ――
スマホには、ゲームやSNSなど楽しくて便利なアプリはたくさんありますが、どれも命があってこそ楽しめるものです。自分や他人の命の安全をしっかりと確保した上でアプリを楽しむようにしましょう。
―― 目の不調 そのまま運転 危険です ――
目が疲れてピントが合いづらかったり、白内障によりライトや日差しが眩しく感じられるなどの目の不調を放置したまま運転していると、安全運転に支障をきたします。目の不調は放置せず、適切な治療をほどこした上で、安心して運転できるようにしましょう。
―― 悩みやストレス 運転席には 持ち込まない ――
悩み事やストレスを抱えていても、運転中にそのことに気を取られていると、とっさの事態に反応できないため危険です。ハンドルを握っている間は、意識して頭を切り替えて運転に集中しましょう。
―― 腕よりも 確認に自信を 持ちましょう ――
「自分は運転が上手だから事故はしない」と思っていませんか?事故をしないのは「運転が上手だから」ではなく、「安全確認を怠らないから」です。運転の腕に自信を持つのではなく、自信を持って「十分な安全確認をしている」と言えるようになりましょう。
―― 慣れた道こそ 安全確認の 徹底を ――
よく通る慣れた道では、どうしても安全確認が不十分になりがちです。しかし、そういった油断しているときに事故はよく起こりますので、慣れた道ほどいつも以上に意識して確認を怠らないようにしてください。
―― トンネル内での 車線変更 やめましょう ――
トンネル内は暗くて視認性が悪い上に、ライトを点灯していない車もいるため、車の発見に気づくのが遅れることが多く、車線変更には大きな危険を伴います。たとえ車線変更が禁止されていないトンネルでも、安全のためにトンネル内での車線変更はやめましょう。
―― 車間距離 詰めすぎ注意 トラブルの元 ――
車間距離が十分でないと、前の車が急ブレーキをかけた際に追突事故を起こす危険があります。それだけでなく、前車にあおり運転と受け取られることもありますので、必ず車間距離は十分に取るようにしてください。
―― ヘッドライト ハイ・ローこまめに 切り替えて ――
ヘッドライトは道路の状況や時間帯に応じてこまめにハイビームとロービームを切り替えましょう。夜間走行時はハイビームが基本ですが、先行車や対向車がいるときは、ロービームに切り替えることを忘れないようにしましょう。
―― ハンドルは 正しく握ってこそ かっこいい ――
ハンドルを片手で握ったり手のひらで回したりしていませんか?本当に「かっこいい」のは、ハンドルを正しく握って事故を起こさないことです。正しい持ち方をしていないと、いざという時にとっさに避けることができないため、必ず両手で正しい位置でハンドルを握りましょう。
―― 初めての経路 出発前に 予習しよう ――
初めて通行する道路を運転する際には、あらかじめその道路の交通状況を頭に入れておくようにしましょう。幼稚園や小学校、大きな公園があったり、また、高齢者が多い地域など、前もって知っておくことで、事故のリスクを大きく下げることが可能になります。
―― 醒めたつもりでも 残っています アルコール ――
ある実験では、アルコール体内残量と自身の感覚にはズレがあるという結果が出ています。自分では酔いが醒めたと感じても、体内にはアルコールが残っていることが多いため、自分自身の感覚だけで判断して運転するのはやめましょう。
―― 事故ゼロへ まずはあなたの 意識から ――
交通事故ゼロ社会の実現へ向けて、まずできることは自分の意識を変えることからです。人の意識や行動を変えることは難しいですが、自分は変えられるはずです。今日からさっそく安全運転の強い意識を持ってみましょう。
―― ドアオープン まずは後方の 確認を ――
車のドアを開けるときに、まず後方から二輪車や歩行者が接近していないか確認してから開けていますか?思わぬ怪我や事故につながる危険もありますので、必ず後方を確認してからドアを開けるクセをつけてください。
―― 予測してますか? 交差点での 急な飛出し ――
交差点を通過するとき、自転車などの飛出しを常に想定していますか?想定しているか否かで、いざという時の反応速度は代わりますので、特に見通しの悪い交差点では飛出しを予測しながら進入するようにしましょう。
―― 危険です カーナビ注視は やめましょう ――
道に迷うと気持ちが焦るため、ついカーナビの画面をじっと見たくなります。しかし、それほど長い時間ではないように感じても、その間に車は何十メートルも前に進みます。運転中のわき見は大変危険ですので、安全な場所で車を停止してから道を確認するようにしてください。
―― 先進機能搭載車 使い方の 確認を ――
交通事故の被害を軽減させる先進機能も、その使い方を知らなければ逆に危険です。運転する車の先進機能装置の使い方をしっかりと把握して、運転するようにしましょう。
―― 車両異常 気づいたら すぐに点検を ――
エンジンやブレーキなどの異常を感じたり、トラブルを知らせるランプが点灯したら、すぐに自動車整備工場で点検を受けるようにしましょう。放置していると思わぬ事故に繋がります。
―― 今日施行 アルコールチェックを 忘れずに ――
4月1日から、安全運転管理者専任事業所にアルコールチェックが義務化されます。10月1日からは機器を使ったアルコールチェックが必要となりますので、今のうちから準備を始めましょう。