―― 交通事故 他人事でなく 自分事に ――
交通事故の発生を知っても、なかなか当事者意識を持って考えるのは難しいかもしれません。しかし、事故のリスクを下げるためには、交通事故は決して他人事ではなく、自分もが起こす危険があるという意識を持つことが重要です。
―― 青信号 発進前に 一息おこう ――
信号の変わり目は、渡り遅れの歩行者や自転車が慌てて飛び出してくる危険があります。信号待ちから発進する際には、一呼吸おき、左右の安全確認を行うだけの余裕を持つように心がけましょう。
―― 駐車時は 駐車ブレーキ 確実に ――
駐車場に止めていた車が勝手に動き出し、近くにいた歩行者とぶつかる事故が起きました。車から離れる際には、必ず駐車ブレーキを使用することを徹底することで、同様の事故が発生することを防ぎましょう。
―― 発進前に アームの確認 確実に ――
先日、クレーン車がアームを立てたまま走行し、電線と接触する事故が発生しました。同様の事故は繰り返し発生しています。クレーン車をはじめ、背の高い車を運転する際には、発車前に必ず車の状態を確認することを徹底させましょう。
―― 赤色点滅 注意して進めでは ありません ――
点滅信号交差点での出会い頭事故が発生しています。黄色の点滅信号の意味は「注意して進むことができる」、赤色の点滅信号は「一時停止しなければならない」であることを再確認して、しっかりと守ってください。
―― 濃霧時は 速度おとして 無理しない ――
濃霧が原因と考えられる多重事故が発生しました。濃霧等、視界が悪い状況下では、まずは速度をしっかりと落とし、視認性を高めるために前後のライトを点灯しましょう。そして何より大切なのは、危険を感じた際には無理して運転を継続せず、駐車場等の安全な場所で待機することです。
―― 道路を歩く 小さな子供を 見落とさない ――
一人歩きの小さな子供がはねられる事故が発生しました。小さな子供は死角にも入りやすく、見落としてしまうおそれもあります。生活道路等では、子供がいることを前提に速度を落として走行するとともに、子供を見かけた際には、その動静に注意して慎重に運転してください。
―― 歩道をまたぐ その前必ず 一時停止 ――
歩道を横切る際に、歩行者をはねる事故がたびたび発生しています。道路交通法では、歩道を横断する際には一時停止をしなければならないことが定められていますので、必ず停止することと、安全確認をセットで行うことを徹底しましょう。
―― 休日の 寝だめ習慣 実は危険 ――
本日は「睡眠の日」です。平日の睡眠不足を、休日に「寝だめ」することで解消しようとする人は少なくないと思われます。しかし、寝だめは体内時計を狂わせ、健康を損なうおそれがあるという報告もありますので、寝だめをするよりも、平日の睡眠時間の確保に努めましょう。
―― 横断歩道は 歩行者の 聖域です ――
横断歩道上で歩行者がはねられる事故があとを絶ちません。道路を直進する際はもちろん、右左折時てあっても、横断歩道を横断している歩行者がいる場合には、減速や徐行ではなく、その直前で必ず停止して、進路を譲りましょう。
―― 乗車前 服を払って 花粉症対策 ――
花粉症シーズンが始まっています。くしゃみが事故につながるケースもあるため、花粉症も軽視することはできません。運転中の花粉症対策としては、乗車前に衣類を払い、花粉を車内に持ち込まないことが挙げられますので、ぜひ、実践してみてください。
―― 寝酒は 依存症への 第一歩 ――
入眠するために、お酒を飲むという人が少なくないようです。確かに、お酒を飲むと脳が麻痺するために入眠しやすくなりますが、それは本来の睡眠とは質が異なります。また、寝酒を続けると耐性がつき、飲酒量が増えてしまいます。寝酒とは別の入眠・快眠方法を見つけてください。
―― 右折開始は 対向車両が 過ぎてから ――
信号が青に変わった際、直進対向車よりも先に右折しようとしたために、その先の横断歩道の歩行者をはねる事故が発生しています。右折時は直進対向車が過ぎるのを待ち、その先の安全確認を行う余裕を持ちましょう。
―― 災害対策 備えと確認 行おう ――
東日本大震災から13年をむかえます。地震をはじめとする災害は、いつ、どこで発生するかわかりません。運転中に災害が発生した際にはどうすればよいかを再確認するとともに、車内で過ごす時間が長い場合には、その備えも行いましょう。
―― アルコール 水を飲んでも 消えません ――
飲酒後に水を飲むとアルコールが早く分解されると思っている方も多いようですが、実はそんなことはないことがわかっています。飲みすぎても水を飲めば大丈夫とは考えず、翌日、運転する場合には酒量を控えましょう。
―― 夜間でも 子供の飛出し 予測しよう ――
子供の事故と聞くと、登下校時間帯を思い浮かべますが、夜間にも発生しています。夜間でも、塾等で出歩く子供たちがいますので、駅や学習塾付近などでは「子供がいる」ということを前提に、安全運転に努めましょう。
―― 寒暖差 路面の凍結 要注意 ――
寒暖差の激しい日々が続いています。日中の気温が高くなっても、まだまだ朝晩は冷え込みますので、通勤・退勤時等には路面の凍結を警戒しながら運転してください。凍結路面では、簡単にスリップしてしまうため、橋の上等では特に注意が必要です。
―― 自動ブレーキ 作動条件 事前に確認 ――
自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)の過信による事故が発生しています。ブレーキの作動には、速度や角度など、さまざまな条件があることを理解して、正しく使いましょう。そのためには、取扱説明書にしっかりと目を通すことが重要です。
―― カーブの手前 減速意識で 事故防止 ――
トラックがカーブで横転する事故が頻発しています。カーブでは、速度が速いほど大きな遠心力がかかります。カーブの手前でしっかりと減速することを意識して、実践することで、横転事故等の防止に努めましょう。
―― その駐車 他者を危険に 晒します ――
歩道に乗り上げての駐車は、歩行者の歩行を妨げるだけではなく、万が一、車道に出なければならない場合には、歩行者を危険に晒すことにもなります。車を駐車する際には、短時間であっても駐車場を利用してください。