日が暮れるのが早くなると、夜間事故が多くなります。
夜間事故の注意ポイントとしては、いくつかありますが、今回は対向車の通過直後に右から横断してくる歩行者との事故を取り上げ、事故の要因と防止策をまとめました。
●道路の左側に注意が傾きがちになる
車のヘッドライトは、若干左側にずれるように照射しており、左側にいる歩行者や自転車を発見しやすいのですが、対向車線などの右側は十分に照らしてくれません。
そのため、右から横断してくる歩行者の発見が遅れがちになります。
●対向車の後方に注意が向かない
ドライバーは、自車のライトなど明るい部分に注意が向きがちで、ライトの当たらない暗い部分に注意があまり向きません。
そのため、ライトを点けた対向車には意識が向きますが、その後方の暗い部分には注意が向かず、対向車が通過直後に横断してくる歩行者を見落としがちになります。
夜間の横断事故は、ドライバーから見て道路右側から横断してくる事故が多くなっています。とくに、対向車通過直後にその可能性が高いので、右側にも注意を向けておきましょう。
●3つのキーワードで事故を防止しよう
夜間運転中に、右から横断してくる歩行者との事故を防ぐために、次の3つのキーワードで右からの横断を意識してください。
(2010年10月4日更新)
~歩行者との交通事故を防ぐ運転の心得~
交通事故死者の3割以上は歩行中に事故に遭っています。
このDVDは自動車と歩行者との交通事故において割合が高い、子どもや高齢歩行者、夜間の歩行者事故に注目し、事故防止のポイントをまとめた映像教材です。
主な構成は、以下の通りです。
■子どもの歩行者との事故──生活道路上での事故ポイント
■高齢歩行者との事故──高齢者の特徴を知る
■夜間の歩行者との事故──生死を分けるハイビーム